ボッチャとは?

ボッチャの由来や歴史

ボッチャは、イタリア語で”ボール”を意味する単語が由来です。
赤と青のそれぞれ6球ずつのボールを投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、いかに近づけるかを競います。

元々は、運動能力に障害がある競技者向けに考案された障がい者スポーツとして、全世界で愛好され、パラリンピックの正式種目として採用されています。
今では、老人会や福祉施設での室内レクリエーションの1つとしても人気があります。

ボッチャ競技では、投げることができなければ、足で蹴ったり、ランプと呼ばれる専用の滑り台などの補助具を使ってプレーしてもかまいません。
また投球困難者については、介助者をつけることが可能なスポーツです。

日本では、健常者も参加できるオープンクラスがあります。

ボッチャに必要な道具

使用されるボールは、中身は硬質粒状の素材ですが、表面は柔らかい皮や合皮、フェルトなどで包まれており、指でつまめるほどの柔らかさです。
ボール自体は、あまり転がらず、ほとんど弾まない性質があります。

柔らかいゆえに、変形する事もありますので、その際は手のひらで転がすようにボールを丸く整えることをオススメします。
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ボッチャのルール

ボッチャのルールを簡単に説明すると、

ジャックボール(白色)を投げたのち、赤と青のチームが交互に投げ、ジャックボールに近いボールのチームを得点として計算するゲームです。

ボッチャの人数について

人数は、1対1の個人戦(2人)、2対2のペア戦(4人)、3対3の団体戦(6人)があります。

いずれも、1チーム6個のボール(赤か青を使用)をジャックボール(白色)に近づけるように投げます。

コートについて



6m?12.5mの長方形型のコートを作成します。
中央付近に、”クロス”という十字の印。
ジャックボール無効エリアを示す、”V字ライン”。
投げる位置を決める”スローイン・ボックス”で構成されています。

選手が投球する場所、”スローインボックス”は、
個人戦は中央の3番と4番を使用。
ペア戦は2番から5番を使用。
団体戦は1番から6番の全てを使用します。

投球の順番について

1.赤チームの左端の人がジャックボール(白色)を投げます。
このとき、ジャックボールがV字のラインを超えなかった場合、青チームの左端の人がジャックボールを投げ直します。
※このときもV字ラインを超えなければ、V字ラインを超えるまでチーム交互に投げます。

2。赤チームの左端の人が、赤ボールを投げます。

3.青チームの誰かが、青ボールを投げます。

4.これ以降は、ジャックボールから一番遠いチームがボールを投げる事ができます。

5.どちらかのチームのボールが無くなった場合、もう一方のチームが連続して、全てのボールを投げます。

6.これで両チームのボールが全てなくなり、1エンドが終了します。

※補足:
投球がラインを超えてコートの外に出てしまった赤と青のボールは無効となります。
ジャックボールがコートの外に出たときは、クロスの中心に戻します。

次のエンドをおこなう場合、エンドごとに先行後攻は入れ替わります。

ボールを投げる事が困難な人は、補助具を使ったり、介助を受ける事もできます。
ただし介助者は、ゲーム中はコート内を見てはいけません。

相手や自分のボール、ジャックボールを投球によって動かすことで、ゲーム状況を大きく変えられることが、ボッチャゲームの魅力です。

得点の付け方について



両チームとも6個ずつのボールを投げ終わり、1エンドが終了した時、ジャックボールを中心として、赤と青のどちらのボールが近いか判定します。(例の場合は赤)

遠い方のチーム(例の場合は青)のボールの中で、一番ジャックボールに近いボールを見つけ、そのボールとジャンクボールの距離を半径とした、円を描きます。

描いた円の中に入っている自分のチームのボールの個数を点数とします。
(例の場合は、赤が2点。青が0点となります)

※補足:
両チームのボールがまったく等距離の場合は、1対1となります。

個人戦とペア戦は4エンド。団体戦は6エンドの合計得点で競います。

得点の判定に便利な用具として、キャリパー(コンパス)、メジャー(巻き尺)があります。

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